用語集

微塗工紙

微塗工紙とは、印刷の際に用いられる塗工紙より少ない、1平米あたり40g程度の塗料で薄く塗工された、印刷用紙のことを指します。英語表記ではLightweight coated paperといい、略してLWCとも呼ばれています。微塗工紙の種類は大きく分けて2つあり、非塗工紙の上質紙や中質紙の両面に塗工した顔料を専用のローラーで薄くコーティングし、光沢が出るように加工したものと、コーティングをせずそのまま放置した、光沢のないものに分けられます。光沢があるものでは、カラー写真やマップとの相性が良く、書籍などで利用されています。微塗工紙の主な利用シーンでは、教科書やチラシなどの用途で使われることが大半です。微塗工紙の品質に関しては一般的な塗工紙と非塗工紙の間程度の質ということもあり、紙の質にもよりますが塗工紙と非塗工紙の間ほどの再現度の仕上がりになります。微塗工紙は紙の厚みが薄いため、印刷機は輪転機印刷を用いて印刷することが多く、比較的リーズナブルな価格で利用できるため、塗工紙に比べて大量生産に向いている印刷用紙と言えます。微塗工紙は制作する制作物によって向き不向きがあるため、使い分ける必要があります。

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